タイ王国のシリントーン王女殿下が「次世代がん治療(BNCT)」の開発実用化への取り組みを視察

 2015年4月23日(木), タイ王国Maha Chakri Sirindhorn王女殿下がつくば国際戦略総合特区の先導的プロジェクトの一つである次世代がん治療(BNCT)の研究拠点「いばらき中性子医療研究センター」を視察されました。
 はじめにJ-PARC研究棟の大会議室にて, 松村明病院長及び熊田博明中性子医学研究開発室長からホウ素中性子補足療法(BNCT)の仕組みや特徴等について説明がありました。シリントーン王女からは, 治療時間や薬の副作用等について多くの質問をいただきました。
 引き続き, BNCTの研究拠点である「いばらき中性子医療研究センター」の研究開発現場を視察され, 松村明病院長と吉岡正和高エネルギー加速器研究機構名誉教授をはじめとする説明員の話に耳を傾けて熱心にメモを取り, ここでも多くの質問をいただきました。
 今回の視察をきっかけにタイ王国でも, 日本が先導するBNCT研究に対する理解が深まることが期待されます。

J-PARC研究棟でシリントーン王女を囲んで記念撮影(前列中央)。左から松村病院長,山口副知事及びJ-PARC関係者

J-PARC研究棟でシリントーン王女を囲んで記念撮影(前列中央)。左から松村病院長,山口副知事及びJ-PARC関係者

BNCT照射室を視察される様子。前列左から 松村病院長,シリントーン王女殿下,吉岡KEK名誉教授

BNCT照射室を視察される様子。前列左から
松村病院長,シリントーン王女殿下,吉岡KEK名誉教授

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