ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用「直線型陽子線加速器」が完成、治療拠点となる、いばらき中性子医療研究センター(那珂郡東海村)内に設置
9月14日(金)、つくば国際戦略総合特区の先導的プロジェクトのひとつである、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)による、次世代がん治療の開発実用化における治療装置の主要部分である「直線型陽子線加速器」の本体装置が完成し、治療拠点となるいばらき中性子医療研究センター(那珂郡東海村)に設置し、見学会を行いました。
直線型陽子線加速器は、平成22年度からNEDO((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構)等の競争的資金を用いて、高エネルギー加速器研究機構、日本原子力研究開発機構、北海道大学などと連携して研究開発を進めてきたところであり、今般の加速器完成に伴い、茨城県が治療拠点として改修整備中の「いばらき中性子医療研究センター」内に設置したものです。
今後は、陽子線加速器の付帯設備を据え付けて動作試験を開始するとともに、並行して中性子発生装置等の研究開発に取組み、平成26年度中には治療装置を完成させて中性子ビームを発生させ、平成27年度中の先進医療化を目指します。
※ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)による、次世代がん治療
http://www.tsukuba-sogotokku.jp/project1/