3月24日に藻類バイオマス・エネルギー大規模実証施設完成披露式と自動車公道走行実証出発式が開催されました。
国立大学法人筑波大学、つくば市、茨城県の3者を中心に実施しているつくば国際戦略総合特区のプロジェクトの一つである「藻類バイオマスエネルギーの実用化」事業では、耕作放棄地等を活用し、炭化水素油を産生する藻類の大量生産技術の確立を目指しています。
この度、つくば市内の農地に藻類バイオマスの大量培養を行う施設が竣工したことから、施設の完成披露式を開催されました。
併せて、筑波大学の既存の施設で培養された藻類から抽出したオイルと市販の軽油とを混和した燃料を使用し、自動車公道走行実証出発式(自動車デモ走行会)が実施されました。筑波大学本部棟前を出発し、大学内ループ道路を走行した後に、つくば市栗原に整備した藻類バイオマス・エネルギー大規模実証施設までの間を藻類産生オイル燃料で走行しました。
藻類バイオマス・エネルギーの大量生産に向けて大きな一歩を踏み出したように感じられました。