Project3 藻類バイオマスエネルギーの実用化
福島第一原発の事故によりエネルギー政策の見直しが不可避になっており、再生エネルギーの拡大は喫緊の課題です。
藻類を原料として生産される藻類バイオ燃料は生産効率が高く、穀物などの植物を原料とした場合、1ha当たりの年間の潜在的燃料生産量は、トウモロコシが0.2t、パーム油が6.1tに対し、微細藻類である「ボトリオコッカス」は118tと非常に高い数字です。
「オーランチオキトリウム」は、「ボトリオコッカス」と比較してオイルの含有量は3分の1であるのに対し、増殖スピードが36倍あり、12倍の生産効率があります。
これらのバイオ燃料は、日本のエネルギー自給率を改善し、地球温暖化問題の解決にも大きく貢献します。
藻類バイオマスは、次世代エネルギーとして世界が注目しています。
その実用化のためには、屋外での大量培養生産に向けた技術の確立が急務となります。
筑波大学が発見した世界最高のオイル生産能力を有する藻類を活用し、技術的課題の解決を図り、エネルギー問題の解決に貢献するとともに藻類産業の創出を目指しています。
主なプロジェクト参加機関
筑波大学/関係企業/つくば市/茨城県
パンフレット
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【藻類バイオマスエネルギーの実用化 リーフレット(PDF)】
※英語版 / English